2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
提灯に不意に顔が現れても驚くなよ。その瞬間に魂を抜かれるんだ。
その土地はね、貧しくって、作物も育たない枯れたような土地なんだ。 それでな、大きな声では言えないんだが、そのう、間引きってわかるかな? 生まれすぎちまった赤ん坊や、寝たきりになった年寄りをな、山の奥の方に、な。判るだろう? そんなしきたりがあ…
山を登ってると、上から転がってくる。小さいものは土の塊くらいにしか見えない。ツチノコと同じだって話もある。
目も鼻も口もない、肉の塊の姿をしている。江戸時代、急にお城の中に現れ、騒ぎを起こした事があった。足は速いようだ。
謡曲『紅葉狩』で有名な、妖術つかいの鬼女。生まれ故郷の鬼無里村では、神様のように敬われていた。
美女の姿で船に現れ海賊を誘惑し、あの最中に局部を食いちぎる。謝ると返してくれた…って話はどこまで本当なんだろう。
髪の毛の塊が床を這い回ったら、もうなんの説明も要らない。妖怪だ。
頭にとりつく魔。針のような剛毛が、頭の外側にも内側にもどんどん伸びて脳に突き刺さる。 体は嬉しいことでもあったかのように、 ぴくんぴくんと跳び跳ねる。 やがて死ぬ。
幻覚を見せて人を誑かす獣。伝説や慣用表現に頻繁に登場する。
大入道などに化けて、人を驚かす。ある意味、弱点を最大限に武器にする妖怪。
京都の町を夜中に転がっていたという妖怪。覗くと身内に害が及ぶ。おそらく、死の概念が形をとって現れたもの。
木からぶら下がる怪火。熱くない炎だと言う話もあれば、この怪火でタバコに火をつけたという話もある。
伝承はないが、出たら怖いことだけは誰にでも即座に理解できる。狸が化けるとか。